「アルカリ骨材反応」は反応性シリカを含有する骨材が、コンクリート中のアルカリ成分とシリカゲルを生成し水分との水和反応で膨張する現象をいう。
反応性シリカを含有する骨材は、安山岩やチャート等の花崗岩に多く、 国内に広く産出している。中性化や塩害によるコンクリートの劣化が鉄筋上に観察されるのに比べて骨材膨張で生じるため、亀甲状のひび割れとなる場合が多く、ひび割れ部から白いシリカゲルを生じる場合もある。アルカリ骨材反応は反応速度が緩慢であるため建設後十数年にわたって進行することが多い。
アルカリ骨材反応の調査では、使用骨材の産地やゲルを伴う亀甲状のひび割れ現象が特徴であるため、ひび割れの形状に留意する必要がある。
また、ひび割れが進行中であるか、反応が収束したかを判断して適切な補修を行う必要がある。
(写真−「アルカリ骨材反応」で損傷した
コンクリート建造物) |